シベリアでの乗馬トレッキングの急な終わり

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アウトドアアクティビティの中で私たちは乗馬トレッキングが特に好きです。私たちの主な乗馬トレッキングアクティビティは、1〜2週間かけて毎日日々の宿泊場を目指しながらの乗馬移動です。宿泊場には、自然の野外でテントを張るのに適し、馬のエサになり得る草や水が確保できる環境が必要です。乗馬トレッキング中は、この間必要な食料品含む全ての荷物を馬に乗せて運びますので、移動のテンポはゆっくりです。


2016年の夏、私たちはロシアのシベリアでの2週間の乗馬トレッキングを計画しました。飛行機でスイスからモスクワへと渡り、モスクワからはシベリア鉄道で50時間かけてシベリアの中心都市ノヴォシビルスクを目指しました。丸々2日間もの長時間を電車で過ごすというのも、なかなか冒険的な体験でした。


 

ノヴォシビルスクへの到着後も、私たちの移動は続きました。電車の次は車でアルタイ山脈の麓に移動し、翌日最終目的地のアルタイ山脈を目指しました。スイスを出発して4日目に、ようやく手配しておいた乗馬トレッキングの現地ガイドさんと合流しトレッキングの開始です。前述したように、この乗馬トレッキング中は全ての荷物を馬が運ぶことになるので、最小限の荷物に留める必要がありました。宿泊は、山小屋を利用することもありましたが、ほとんどは自分たちでテントを張って野外で過ごしました。8月の終わりでしたが標高の高い山の中は日が沈むと一気に冷え込みました。人間に支配されないシベリアの大自然の中での乗馬トレッキングは、ある日は雪化粧した山頂を眺めながらの道を楽しみ、別の日は果てしなく続く高原の道をひたすら進み、そしてある夜は狼の吠える声に少し緊張感を走らせながら過ごし、毎回の食事は自分たちで火を起こすという、ワイルドでダイナミックなアクティビティです。誰もいない自然の中でテントを張って素朴に過ごす時間は私たちにとって最高の休息時間です。

 

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このシベリアでの乗馬トレッキングの旅は、実は急な終わりを迎えました。2週目を過ぎた頃に、私は突如椎間板ヘルニアを発症してしまったのです。あまりにもの激痛に歩くことすらできず、トレッキングを直ちに断念しましたが、シベリアの大自然の真っ只中からスイスへの帰路は困難で、自宅に辿り着くのに5日間もかかってしまいました。どうにか座っているのがやっとで、身動きは全くとれませんでした。痛み止めを持参していたことが(店も病院もない自然の中で起こったので)何よりの救いでした。自然の中でのアクティビティには何かしらの事故やケガがつきものですから、私たちは事前に応急手当講座に参加していました。その後しばらく激痛は続きましたが、時間の経過とともに症状は大分良くなり、私たちはすでに次のアウトドアアクティビティの計画を立てています。

いつ: 2016年8月下旬に2週間

どこ: ロシアのシベリアにあるアルタイ山脈

アルタイ山脈:http://jp.rbth.com/multimedia/pictures/2015/12/15/550915