スノーシューツアー:初春の雪山で、シーズン最後の冬のアクティビティ

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「イースター」というイエス・キリストの復活祭は、日本ではあまり馴染みのない行事だと思いますが、ここスイスでは、クリスマス同様、とても重要な行事の一つです。イースターは、毎年決まった日付でなく、春分の後にくる最初の満月の次の日曜日になり、その前々日の金曜日(グッドフライデー)と翌日の月曜日(イースターマンデー)も祝日となりますから4日間の連休となります。私たちは、このイースターホリデーに加え、さらに3日間の有給休暇を取得し、丸々1週間をこのブログで度々登場するヴァリス州にある山小屋で過ごすことにしました。事前に、特に具体的な計画を立てず、あらゆる山のアクティビティに対応できるよう、登山靴・スノーシュー・スキー一式を持ち込むことにしました。と言いますのも、3月下旬の天気は予測不可能だからです。今冬のスイスは、記録的な降雪量でしたから、山小屋の辺りに未だ雪が残っていることは予期していたことですが、それでも想像を遥かに超える積雪の量には、驚かされました。私たちの滞在中も、雪は降り止むことなく、4月を迎えたにも関わらず、辺りは春の気配どころ、一面銀世界に覆われていたのでした。


 

大量の新雪は、雪崩が発生する危険性を高めます。このことは、スキーツアーやスノーシューツアーなど雪山でのアクティビティを行う上で、必ず留意すべきことです。雪が降り続く中、私たちは、意識して山の低地、また森の中でアクティビティを行うようにしました。降雪中は、森の中の方がむしろ視界の良さも保たれます。雪の降る中、深く降り積もった雪の上をスノーシューで歩くのは最高の気分でした。深い積雪は、スノーシューなしでは決して歩けません。敢えてスノーシューを外して歩いてみましたが、一歩踏み込むごとに膝上まで雪に埋もれ、すぐに身動きが取れなくなってしまうのでした。スノーシューなく雪山に取り残されてしまったことを想像すると恐ろしくなります!

 

私たちがスノーシューを楽しんだ森の近くには、スキー場がありましたが、人っ子一人と遭遇することなく、雪山は独占状態でした。雪の降る景色も綺麗ですが、やはり太陽の陽の光は、全てを黄金色に輝かせる圧倒的な美しさを魅せてくれます。晴れた日の、新雪に覆われた景色は、息をのむ美しさでした。良好な天気に恵まれた最終日は、今シーズン最後となるスキーで締めくくりました。

 

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簡易な設備のみの山小屋での数日間は、実に快適でした。日頃よりも長く睡眠をとり、朝は何に急かされることなくゆっくりと朝食をとり、そして思う存分何かしらのアウトドアアクティビティを楽しみ、天気が悪い日は、読書に耽っていました。日々の食事は、簡易なガスレンジで、パスタやリゾットなど十分に料理を楽しむこともできました。電気も、もちろんインターネットも通らない環境下、日常から解放される時間はとても貴重です。音楽も、無線ラジオから流れてくる曲のみです!何もかも最低限で簡素ながらも、モノの溢れた日常より快適に感じるのは、きっと、数日のみ限定された時間だからかもしれません。そんな「シンプルな数日」を過ごせることに心から感謝した次第です。


 

いつ: 2018年3月28日〜4月3

どこ: スイスのヴァリス州にある山小屋

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