地面の中で料理ができる?

スイス人の アウトドア ブログ地面の中で料理ができる?

だいぶ前から、友人グループと週末キャンプをしたいと話していましたが、8人もの人数となると、皆の都合を合わせるのは容易なことではありませんでした。ある週末、偶然、友人たちも何の予定も入っていなかったため、1泊でのキャンプを実行することにしました。キャンプ場は、スイス西部にある森の中。このキャンプ場は、他のキャンプ場に比べ、比較的ルールが緩く、空いているところに自由にテントを設置することが許されました。今回の週末キャンプで課せた私たちのミッションは、「地面の中での料理」に挑戦することでした。


 

今回のアウトドアアクティビティはスポーツ的側面でなく、ワイルドなアウトドア料理が最大の目的でした。参加した友人2名が、肉の塊を地面の中で焼くことができるという記事を目にしたことが発端でした。地面の中での料理は、どうやら、オーブン料理のような効果が得られるとのことで、結構な料理時間を要すとのことでした。料理は、まず、地面に大きな穴を掘ることから始まります。そして、その穴で1時間ほど火を燃やします。肉の塊(今回の私たちの肉は約1.5 Kg)はクッキングペーパーで包み、1時間燃やした穴の残り火の上に置きます。その上に、もみの木の枝を覆いかぶせ、更に、掘った土を戻します。穴を覆った土の上でもう一度火を起こします。これがオーブンの上方からのグリル機能をもたらしてくれるようです。4時間後、土を掘って肉を取り出し、料理終了です。

 

実は、私たち夫婦は、この地面の中での料理法には、半信半疑でした。そこで、失敗した際の代用として、こっそりとソーセージを持ち込んでいたのです。ソーセージなら、火さえ起こしてあれば、手早くグリルして食せます。ところが、土から取り出した肉は、驚くほど柔らかくジューシーで上出来でした。4時間の土中での料理は、言わば、低温料理と同じ働きをしてくれていたようです。味も燻製の風味がほどよく、いい意味で期待を裏切られた出来栄えでした。時間も手間もかかる大掛かりなアウトドア料理ではありますが、肉の旨みを味わうには、この地面の中での料理は、最良の料理法と言えるかもしれません!

 

いつ: 2019年07月07日

どこ: スイス西部のジュラ州にある森の中のキャンプ場(Saignelegier)