山小屋で過ごす冬休み

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スイスアルプスに、私たちが年中自由に利用できる山小屋があります。電気も通ってなければ、熱いお湯も出ないこの山小屋を、私たちは毎年4回ほど訪れることにしています。当たり前となっている便利で快適な日常生活から一転して、「最低限の暮らし」に触れることは、気持ちの切り替えと共に、当たり前の日常を有難いと再認識できる良い機会でもあります。山小屋では、不便さの代償として、絶対的な静けさと、この地からしか拝めない絶景を手に入れることができます。私たちは、年末年始の一週間の休暇を、この山小屋で過ごすことにしました。数日の滞在なら、薪ストーブを本格的に焚く価値があります。


 

山小屋から少し登った所には、温泉保養地で有名なロイカーバードに属するスキー場があります。天気に恵まれた山小屋での休暇中、私たちは二日間をロイカーバードスキー場で過ごしました。山小屋には、そこにたどり着くまでの整備された道はありません。当然、山小屋の側まで車で進入することはできませんから、スキー場へのゴンドラ乗場までも15分ほど雪道を歩いて通わなければなりません。私たちは、車をゴンドラ乗場の屋根付き駐車場に置き、スキーセット一式を車の中に保管することにしました。そうすることで、山小屋とゴンドラ乗場の道のりを、重いスキー板を担ぐことなく行き来することができます。気をつけなければならないのは、山小屋から出かける際、決して「忘れ物」がないよう、確認すべきことです。雪に覆われた坂道の徒歩は、たった5分でもけっこうしんどいものですから、忘れ物のために、山小屋に戻ることだけは避けたいものです。ロイカーバードスキー場からの、ダイナミックでパノラマのような雪景色は、いつ見ても感動的です。サンサンと降り注ぐ太陽の光と眼下に広がる霧海を楽しみながら、スキー場の営業時間ギリギリまでスキー三昧でした。

 

スキー以外の数日は、薪づくりをしたり、読書をしたり、雪道を散歩したり、料理をしたりと、のんびりとした時間を満喫していました。テレビもインターネットもない環境では、日本語の勉強にも集中して取り組むことができたのでした。

 

いつ: 2018年12月27日-2019年1月2日

どこ: スイスのヴァリス州、ロイケルバード (Leukerbad)近く

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