急勾配の岩壁とナイフリッジ(尾根)歩き(週末のハイキングパート1)

スイス人の アウトドア ブログ急峻な岩壁と短いナイフリッジ (夏の週末パート1)

左の写真に見る急勾配の岩壁。よく見ると岩壁の中腹にハイキングトレイルが延びているのがわ かりますか?小さくて確認し辛いのですが、トレイルを歩く3人のハイカーが写っています。一見、 山の絶壁に面したトレイルを歩くのはリスキーに思えるかもしれませんが、実際は、このトレイル の幅は人一人が歩くには十分で足元のコンディションもとても良く、決して危険度の高いもので はありません。ただ、高所恐怖症の方(絶壁を目にすると目眩のする方)にはお勧めできません。 何時もハイキングを計画する際は、どの地域で行うのか、その地域の山の特徴や環境のチェック など、いくつかの順をおって検討しなければなりません。そして最終的に、自分自身がそのトレイ ルを不安なく歩けるのか否かという自分への問いも必要です。


 

前々から友人夫婦と、2021年7月中の週末に、泊まりがけのハイキングを行う約束をしていまし た。この時期の週末は、どこのヒュッテ(山小屋)も山のホテルも大抵予約で埋まっているので、 そのことを見越して、天気がどうなるか予測のつかない中、取り敢えずは、山岳ホテルにて4人分 の寝床を確保しておきました。今回のハイキング地は、スイス中央に位置するウーリ州のギチェネ ン(Gitschenen)でした。この地にしたのは、ホテルの予約をした時点では、未だ天気予報の確 認が出来ず、どんな天気でも、いくつかのハイキングコースが選択可能という利点があることでし た。計画決行の週末は、あいにくの曇り空で、夕方からは雷雨の予報でした。7月にもかかわらず、 どんよりとした雲空の下、私たちは、まずルツェルン湖の湖畔のベッケンリード(Beckenried) まで車を走らせ、そこからケーブルカーで標高1600メートルのクレーヴェンアルプ(Klewenalp) まで上がりました。山は薄暗く霧が漂っており、風よけのジャンバーが必要なほどの肌寒さでした。 クレーヴァンアルプのレストランで、しばしコーヒーで身体を温めた後、ハイキング出発です。1 日目はギチェネンに予約したホテルがゴール地でした。既に山の中腹からの出発でしたから、出 発直後から勾配が続き、あっという間に山の頂上近くまで登り詰めました。実は、急勾配の登山 においては、ギラギラと太陽に照らされるよりも、曇り空の方が身体ストレスは軽減します。山の 景色は何時でも素晴らしく、周りの景色を楽しみながら頂上に到着しました。山頂では短いナイ フリッジ(尾根)が続きましたが、霧で視界が遮られていた中、足元のコンディションが問題な かったとは言え、少々スリリングな体験でした。

 

完璧なハイキング日和でないことは天気予報で十分承知していましたが、コロコロと移り変わる 山の天気は、悪いことばかりでなく、良いこともあるのです。風があり雲の流れが早かったこの 日は、霧が私たちの視界を遮ったかと思えば、突如霧の合間から太陽が差し込み、谷の向こうま で見渡せる美しい景色が出現し、まさに自然の成す技は感動的でした。とは言え、山の中で雷雨 に打たれたら大変です。天気次第でハイキングの計画を変更しざる負えないことは多々発生します。 この日、本当はブリステン(Bristen)という山頂をも目指したかったのですが、雷雨の動きを チェックした上で、断念することにし、その日の最終目的であるギチェネンのホテルへの到着を 急ぐことにしたのでした。この週末のハイキングの続きは、次のブログで紹介したいと思います。

 

いつ: 2021年07月2425日

どこ: スイス、ウーリ州のクレーヴェンアルプ(Klewenalp)からギチェネン(Gitschenen)まで

参照:クレーヴェンアルプ : Klewenalp-Stockhütte | スイス政府観光局 (myswitzerland.com)