戌年の年明けにノルウェーの銀世界を犬ぞりで駆け抜ける(パート1)

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今年日本は、戌年ですね。スイスには、日本のような干支の暦はありませんが、私たちは2018年の戌年に相応しく、年明けをノルウェーで「犬ぞり」ツアーに参加して過ごしていました。犬ぞりはおそらく、孤独を愛し、寒さを厭わない人に適したアウトドアアクティビティではないかと思います。数年前に新婚旅行で訪れたスウェーデンで、私たちは既に犬ぞりツアーを体験していました。当時はテントのみでの宿泊でしたが、今回はより快適性を求め、山小屋での宿泊を主としました。計画段階で少々懸念していたことは、この時期(1月初旬)最も日が短くなる北極圏…. 言い換えると、1日中ほぼ暗闇となる環境下でどんな日々が待ち受けているのかということでした。結果を一言で言うと、それはまるで「夢の世界」に居るかのようでした。


私たちがツアーを申し込んだハスキーファームは、ドイツからノルウェーに移住した一家により運営されています。申し込んだツアーは8日間。プラス、犬ぞり講習のために丸1日を要しました。講習では、犬ぞりを行う上で必要な知識や、ハスキー犬への指示の仕方に手綱の扱い方など実に様々なことを叩き込まれました。また、1時間程、実際に犬ぞりを走らせる練習も行いました。 この実地練習では、犬ぞり走行に必要な各種器具の具合や防寒着の点検ができるので、ツアー前に欠かせません。ちなみにこの時の外気温は、マイナス25度の世界でした!ツアー参加客は、私たちを含め6人で、それぞれの参加者に1犬ぞりチームが与えられ、同時に各自チームの責任を任されました。ツアー8日間分の人間+犬の食料をはじめ全ての持ち物をそりに乗せて運ぶことになります。ツアー中の宿泊は、山小屋もしくは Lavvu というテントの中で寝袋が寝床でた。

 

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ツアー中は、毎朝6時の起床でした。消灯後夜間は、ストーブやオーブンの火も消されるので、朝の山小屋やテントの中は凍りついてるかのような寒さでした。ですから、毎朝激寒の中、ストーブに火をつけるために、誰かが勇気を出して寝袋から這い出なければなりませんでした。起床後は、先ず一番に、コーヒーや紅茶で身体を温める必要がありました。その後、オーブンでトーストされたパンにチーズやソーセージの朝食でした。日の短いこの時期、外が明るくなり始めるのは9時頃です。そりに荷物を乗せ、犬たちのベルトを締めると、普段はおとなしい犬たちが大興奮します。ハスキー犬は実に働き者で、自分たちの仕事(そりを引いて走ること)を可能な限り全うしようとする性質です。毎日、9時の出発から午後2時頃までそりを走らせました(犬たちは走り続けるのです)。そして、午後2時半にはその日のツアーは終了です。この時間から辺りは再び暗闇と化するのです。犬ぞりを操縦する上で最も難しいのは、走行中の体重移動です。正しく体重移動することが、加速や減速など、犬たちの走りの手助けになるのです。


 

極寒の中では体力の消耗が著しく、心身への負担も増すのですが、銀世界の中を犬たちと協働して駆け抜ける爽快感は、う まく言葉で言い表せないほど感動的なものでした。ツアー中、特に印象強く私の記憶に刻まれたのは、日の短い中であっても、天気によって変化を見せる幻想的な雪景色でした。ほとんどお日様が顔を出さないこの時期ですが、ある日は、雲から漏れる光の美しい輝きに感動し、別の日は、雪に覆われた白樺の森の中、そりのスピードを加速させ走り抜ける爽快感に興奮し、1日1日違った喜びや体験を味わえたのでした。掲載した写真を通して、感動的な雪景色での体験が少しでも伝わるといいのですが…..。次回の記事では、ツアー中の1日の流れをもっと詳しく紹介したいと思っています。

 

 

いつ: 2017年12月26 - 2018年01月07

どこ ノルウェー Innset

参照:ハスキーフォーム http://huskyfarm.de/en/