春の訪れを楽しむ春山ハイキング

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長い冬もようやく終わりを告げ、陽の光は日に日に長くなり、木々や草花が芽吹くシーズン、春山ハイキングは春の訪れを最も楽しめるアウトドアアクティビティです。山の上部にはまだ雪がたっぷりと残り冬の様相ですが、標高1500メートル程度の低地であれば、雪解けは進んでおり、春の日差しはぽかぽかと暖かく、早春の花々が揃って咲き始めています。私たちはこの時期に、四日間をヴァリス州の山中で過ごしてきました。この間、温泉保養地で有名なロイケルバードからほど近いアルビネン (Albinen) という村から往復4時間の春山ハイキングを実施しました。日当たりの良いアルビネンは、春のハイキングにオススメのスポットです。


春山では、夏に比べ、距離的にも時間的にもダイナミックなハイキングや登山は行えません。春山は、急激な気温・天候の変化や積雪での滑落リスクが高く、ハイキングコースや山で過ごす時間帯など慎重に行動する必要があります。山頂を目指せない分、春山ならではの楽しみ方があります。春山は何と言っても、春の到来を感じ・見つけることのできる一番の場所です。辺り一面、木々の新緑は美しく、様々な種類の可愛らしい花たちが私たちを出迎えてくれました。雪化粧した山をバックに佇む木の芽吹きはひときわ美しく、こうした自然の美しさに触れることが、春山ハイキングの醍醐味と言えるでしょう。とても残念なことに、スイスには「お花見文化」がありません。日本では「桜」の下で宴会を楽しむ、そんな素晴らしい習慣があることを、多くのスイス人は知らないのです。沢山の草花が咲き乱れるこの季節、リュックサックに缶ビールやスナックを忍ばせ、桜のような特別な木の下でなくとも、木々の開花を愛でるべきこと、是非とも日本のお花見に習いたいと思っています。

 

 いつ: 2018年5月1日

どこ: スイスのヴァリス州アルビネン