標高3021メートルのシュパールホルン山頂を目指す真夏のハイキング

スイス人の アウトドア ブログ標高3021メートルのシュパールホルン山頂を目指す真夏のハイキング1

この夏のスイスは、異常なほどに30度を超える猛暑日続きでした。標高の高い山頂でも著しい気温の上昇が見られましたので、この機に、高い山での登山を行うことにしました。早朝、まずは自宅から車でヴァリス州のブラッテン(Blatten)を目指し、そこからケーブルカーで標高2100メートルのベルアルプ(Belalp)まで登りました。ベルアルプから目指したのは、標高3021メートルのシュパールホルン(Sparrhorn)山頂です。シュパールホルンからは氷河を眺めることができるのですが、山頂までの道のりはさほど険しいものでなく、山ガイド無しでも登山可能です。


 

ベルアルプからのハイキングトレイルはしばらく穏やかな平坦道で、進む目前には、花が咲き乱れた牧草地が広がっていました。こうした環境には、必ず放牧牛がつきものです。放牧牛は、基本的に穏やかで、ハイキング中に遭遇しても恐れる必要はありません。しかし、稀に、小さな子牛を連れた雌牛に近づいてしまった際、警戒した雌牛にアタックされるというケースを耳にします。何れにしても、ハイキング中に放牧牛と遭遇した際は、ある一定の距離を保つことをお勧めします。シュパールホルンまでの前半の道のりは、とにかく暑さとの戦いでした。しかし、目の前に広がる景色は、常に素晴らしく、暑さと戦って登山することへのご褒美のようでした。

 

スイス人の アウトドア ブログ標高3021メートルのシュパールホルン山頂を目指す真夏のハイキング2

頂上に近づくに連れ、気温は徐々に下がり、同時に道のりも少々険しくなりました。標高3000メートルを超える山頂からの景色は感動的です。ただ一つ、とてもショッキングな景色は、氷河の著しい減退の様子です。この数年でどれ程の規模で氷河が溶けてしまったのかという事実に直面すると、温暖化現象に対する危機感を抱かずにいられません。スイス国内で、この氷河の減退については、重大なテーマの一つです。温暖化がもたらす、さらなる氷河減退危機への懸念は深まるばかりです。氷河減退を目にするのは、心苦しいものですが、それでも氷河の放つ偉大さは衰えることはありません。


いつ: 2018年7月30日

どこ: スイス、ヴァリス州のシュパールホルン

https://en.wikipedia.org/wiki/Sparrhorn