(ゲスト投稿)野宿しながら自転車で九州縦断の旅 in 2019

スイス人のアウトドアブログ(ゲスト投稿)コロナの前で: 野宿しながら自転車で九州縦断の旅

(投稿 by Jörg)

これまで幾度となく「自転車で巡る九州の旅」の体験談を友人から耳にしていた私は、ついに、10月の良い季節に2週間かけて南日本である九州を自転車で旅する計画に漕ぎ着けました。私の旅は、九州は長崎を出発地とし、九州西部のルートを辿って、島の90%が森林からなる屋久島を目指す計画としました。旅中の宿は、野外でのテントで、このテントは、Facebook 仲間から調達することができました。南北25キロにも及ぶ世界最大級のカルデラを持つ”九州島”には、トイレや水道が設置されたビーチなど、野宿するのに最適なポイントがいくつもありました。そして多くの場合、さほど遠くない場所に温泉があり、一日の終わりに、温かい温泉に浸かってその日の疲れを癒すことができたのでした。


 

驚いたのは、熊本県は天草諸島にある下島という島でした。ここは、かつてキリシタン殉教の島として知られていたようで、美しい海などの自然はもちろんのこと、隠れキリシタンにゆかりのある建物が幾つも残っていました。途中、ゴール地である屋久島まで予定通り到着するには、1日45キロ程度の走行距離では間に合わないことが判明し、鹿児島県内は出水市から指宿市までおよそ130キロ強の道のりを電車で移動することにしました。その後、指宿から屋久島の宮浦へはフェリーを利用しました。最終ゴール地点を目指して、宮浦から更に100キロ屋久島島内を海沿いに走行しました(屋久島は周囲130キロの円形に近い島です)。この島での驚きは、島のほぼ全域が最低でも標高200メートルからなる山地であることでした。それに加え、海岸線は崖や磯になっている部分が多いため美しいビーチが手つかずで残っており、絵に描いたような滝の流れる谷など自然の宝庫です。


島の中心街は東側にありましたが、街には立ち寄らず、ゴール地点到着後はすぐにフェリーで鹿児島に引き返しました。しばし自然豊かな屋久島での静かな時間を過ごした後、再び、賑わいの多い鹿児島の街中に戻った私は、この地で有名な黒豚のトンカツを味わい、活火山桜島の裾野を一周し、はたまた日本一長いと称する足湯での憩いを楽しんだのでした。私の九州での体験をキーワードで表すと、九州自転車ツーリング巡り、夢のようなビーチでの野宿、温泉での癒し、そして初め訪れる地での驚きです。

 


いつ: 2019年10月

どこ: 日本、九州