(ゲスト投稿)スイス国内でも海外旅行してるような感覚。。。

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(投稿 by Yoshiko)

ヨーロッパの中心に位置するスイスは、国土全体でも九州程しかない小国です。隣国はドイツ・ オーストリア・フランス・イタリアの4カ国に囲まれており、そうした国土環境に由来する国の成 り立ちから、この小国では公用語が4ヶ国語(ドイツ語・フランス語・イタリア語ロマネシュ語) もあるのです。私が住む地域は、チューリッヒから車で40分のドイツ語圏です。今年の夏休みは、6 月下旬に一足早く、スイス国内でもイタリア語圏のティチーノ州の山でハイキングを楽しむことにしました。我が家からティチーノまでは、車でおよそ2時間強です。スイスは、皆さんが想像するよう、どこを切り取っても美しい風景が広がってますが、ユニークなのは、同じスイスでも、話される言語によって、人々の生活様式や文化・伝統、建物や雰囲気なんかが異なることです。


 

日本も、もちろん、北の北海道と南の沖縄では大きな違いがありますが、国全体でも九州ほどの規模であることを考えると(ちなみに、人口は大阪府と同じくらいです)、たった2~3時間車を走 らせてだけで、外国に来たかのような感覚を覚えるのは、スイスならではではないかと思います。 ドイツ語圏は国の6割を占めるのですが、人口の1割にも満たないロマネシュ語圏の人々は、必然的にドイツ語やイタリア語を話します。また、例えば、ドイツ語しか話さないドイツ語圏の人が、 フランス語圏やイタリア語圏で、ドイツ語を話せないその地の人と会話する際は、片言の英語で 会話している風景も目にします。国籍は同じなのに….!

 

スイス南部に位置するイタリア語圏のティチーノ州は、地理的にも温暖で、イタリアと隣接していることもありますが、人々もイタリア人に似た気質が感じられ、南国の雰囲気が漂っています。山は、高くても大抵2000メートル級程度で、スイスアルプスによく見る万年雪などなく、どちらか というと、石や深緑の木々が豊かな山々です。スイスの素晴らしい点は、どの地域の山を訪れても、 ハイキングを楽しめる環境が整備されており、各ハイキングコースの所要時間や難易度等の情報が 容易に入手可能なことです。4日間の休暇中、毎日別の山に出かけましたが、どこもハイキングコー スが整っていました。終日アクティブにハイキングを楽しんだ後のお楽しみは、ティチーノの名物グロット(Grotto)というレストランでのディナータイムです。

 

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「Grotto」はイタリア語で、もともと、小さな洞窟(ほら穴)や岩壁という意味ですが、石を積み上げて造られた家が特徴的な ティチーノでは、自家製のワインやサラミ・チーズなどを貯蔵しておくために、岩の穴蔵や石で建 てられた石蔵を使っていたことから、「ワインセラー」または「貯蔵庫」という意味でも使われるようになり、訪れる人々に自慢の自家製のワインやチーズをグロットから取り出して振る舞っていたのが、いつしか、プライベート空間から現在のレストランスタイルへと発展したとされています。そんなグロットでは、今でも気取らない温かな雰囲気を味わいながら、ティチーノの郷土料理を楽しむことができます。季節ごとに、その時期旬の料理が振る舞われますが、年中主食として 料理の横に添えられるのが、ポレンタというとうもろこしの粉を練って作られた、言わば、リゾットやパスタに代わる料理です。夏場は屋外で、自然あふれる心地よい雰囲気の中、郷土料理と共 に地元で作られたワインを味わえるのは、この地での楽しみの一つだといえます。 

 

夏は、ティチーノ州で南国気分を味わい、冬は、ヴァリス州やグラウビュンデン州で(他の州で も!)ダイナミックなウィンタースポーツを楽しめるスイスは、小国ながらも多彩な顔を持ち、年中通して様々なアクティビティを楽しめる観光パラダイスです! 



いつ: 2021年6月27日~30日

どこ: スイス、ティチーノ州、ベリンツォーナ

参照:ティチーノ地方(Ticino) https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/ticino