(ゲスト投稿) 夢のようなの縦走路:ドイツ・オーベルストドルフ~イタリア・メラーノ

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(投稿 by Annette )

 

アルプス山脈は、フランスを南西端とし、東端はスロベニアまでのびる、8カ国の国々をまたがるヨーロッパ大陸最大級の山脈です。また、フランスとイタリアの国境にそびえ立つモンブランは、標高4808メートルでヨーロッパの最高峰を誇ります。私はこれまで幾度となく、妹や両親、友人たちと、アルプスでのハイキングやロッククライミング、そしてスキーを行なってきましたが、昨年ようやく、親友と共に、夢に見ていた「山脈縦走」に挑むチャンスを得ました。この縦走は、ドイツの南部からイタリアの北部までのルートを7日間かけて行うよう計画しました。


 

約半年間の準備期間を経て、私たちのアルプス山脈縦走は実行の日を迎えました。先ずは、電車でオーベルストドルフ(Oberstdorf) というドイツの小さな村に向かい、そこから7日間に渡る縦走への出発でした。私たちのそれぞれの小さなリュックサックの中身は、レインジャケット1枚、上下の着替え1組、そして歯ブラシに飲食類のみ。「持参物が少なければ少ないほど、登山への負担が少なく、歩くテンポも早まる…..」これが、登山に向けて荷造りする私たちのモットーでした。初日の晩の宿は、標高 2000メートルの山中に立つ、とても素敵なヒュッテ(ドイツ語で山小屋)でした。このヒュッテでの宿泊は、まるで、これからの縦走を激励してくれたかのような、完璧な心地よさでした。翌日は、あいにくの霧と雨の中、ドイツからオーストリアへの国境越えとなりました。あくる日の三日目も、雨は上がらず、故に周りの景色を楽しむことも、のんびりと小休憩をとることもなく、ひたすら先へ先へと進みました。縦走ルートの中間地点に達した4日目、天気は好転し、それ以降晴天が続いてくれたのはラッキーでした。天気が良いと、気持ちにも大きく影響します。

 

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5日目は、最も長く勾配の厳しいルートでしたが、快晴と共にやる気十分の私たちは、早朝6時45分には宿を出発し、通常の登山より2倍近くとなる標高差2000メートルの登り道に挑みました。出発から3時間後、タフな急坂に差し掛かった私たちを激励してくれたのは、そこから目前に広がる、ため息が出るような雄大な氷河の景色でした。さらには、野生のヤギ(アルプスアイベックス)や可愛いマーモットが出迎えてくれ、疲れを癒してくれました。約10時間もの長くタフな登山後、歓喜とともに辿り着いたのは、典型的なアルプスの山小屋マーティン・ブッシュ・ヒュッテでした。翌日以降は、最終目的のメラーン(Meran)まで下り道となるため、言わば最後となる「高場」からの眺めや日光浴を、マーティン・ブッシュ・ヒュッテで存分に味わいました。6日目の山小屋は、イタリアの国境内に位置するシミラウン・ヒュッテで、ここでは、美味しいケーキにありつけました。トータル116キロの道のりを7日間かけて歩き通した私たちの縦走は、計画通り、美しく小さなイタリア北部の街メラーンにて終止符を打ちました。ドイツからイタリアへのアルプス縦断をやり抜いた達成感、なんと最高の気分だったことでしょう!



 

いつ: 2017年7月12日〜18日

どこ: ドイツ・オーベルストドルフ~イタリア・メラーノ