「見えない道」を目指す登山

スイス人の アウトドア ブログ「見えない道」を目指す登山1

左の写真に写る岩山を見て「どうやってこの頂上を目指すのだろう?」と思われた方がいるかもしれません。実際に、この岩山に脚を踏み入れるまで、登山道が全く見当たりませんでした。この岩山は、スイスはヴァリス州のロイケルバードとカンデルシュテークの間にある標高2314メートルの「ゲンミ峠 (Gemmi-Pass)」です。遠目から見えなかった登山道は、岩壁沿いに手すりの補強と共に安全的に施されており、登山者だけでなく、牛や羊も通れるようになっています。この岩盤沿いの道は、すでに700年前に敷かれており、通商の道とし数百年も前から多くの旅人が行き交った歴史的なアルプスの峠なのです。


 

私たちは、標高1400メートルに位置するロイケルバード側からのゲンミ峠越えに挑みました。標高差900メートルの登山です。登山道は安全性が確保されていますが、勾配が激しいため、この峠越えは、体力に自信のある方、また高山病を恐れる必要のない方にお勧めします。高山病さえ問題なければ、自力で登山せずともケーブルカーを利用して峠の頂上に立つことができます。ここからの眺めは、眼下にロイケルバード、目線の向こうには、モンテ・ローザやマッターホルンといったスイスを代表するヴァリスアルペンの名峰が見渡せる絶好の展望ポイントです。

 

いつ:2017年7月31

どこ:スイスのヴァリス州、ロイケルバード〜ゲンミ峠

参照: https://www.myswitzerland.com/ja/gemmi-pass.html