ユニークなアウトドア体験:空中に浮かぶテント “テントサイル”での一夜!

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私たち夫婦は、共に平日100%で働いていますから、家事や買い物などまとめて週末に行うことが殆どです。今週末も、家でやるべきことは沢山ありましたが、急遽、数週間前に友人から借りた「テントサイル」を試そう!ということになりました。テントサイルとは、一言で説明すると「浮かぶテント」です。通常のテントのような地に張られたものでなく、木などに3方向からしっかり固定して宙に浮かせる三角形のテントなのです。


 

土曜の15時までに、家のやるべきことを一気に片付け、野外(テント)での一泊分の荷造りを早々に済ませました。年中アウトドアアクティビティを楽しむ私たちは、各種のアウトドアグッズをまとめて同じ部屋に収納していますから、急な計画でも、素早く効率良く荷造りが出来てしまいます。テントに欠かせないテントマット・寝袋、そしてアウトドア用調理セット・料理の具材など漏れなく荷造りされていることを確認し、自転車専用バックに詰め込み、あっという間に出発となりました。

 

「テントサイルのお試し」は、敢えて近場の森の中で行うことにしました。自転車でおよそ10分のところに、テントを張るのに十分な自然環境があるのはとてもラッキーなことです。テントサイルに適したスポットが見つかると、私たちは直ぐ設営を開始しました。森の中は、犬を連れて散歩している数人のみで、日が暮れると人っ子一人見当たらず、森は私たち二人の独占状態でした。

 

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通常のテントであれば、10分弱で組み立てることができる私たちですが、初挑戦となるテントサイルの組み立てには、予期した以上に 手こずりました。テントサイルの設営で最も重要かつ困難なことは、テントサイルをロープで固定するために適した「木」を確保することです。3本の木が必要ですから、木々の間隔などを考慮する必要もあります。お試しのたった一泊ではありますが、私たちは、納得のいくまでテントの張り具合を模索し続けました。設営に悪戦苦闘する中、辺りはだんだんと暗くなり、ふと空を見上げると、今にも大粒の雨が落ちてきそうな怪しい雲行きになっていることに気づきました。ここからは時間との戦いが強いられ、とにかく雨が降り出す前に設営を済ませるよう急ピッチで進めました。ポツポツと雨が降り出したのは、設営が完了した直後のことでしたから、私たちはまるで勝者の気分でした。雨が本降りになる前に、キャンプファイヤー(焚き火)を起こし、料理に取り掛かりました。キャンプの楽しみの一つは、アウトドア料理です!私たちのこの日のメニューは、日本でもおなじみの、カレーライスでした。野外で食べる料理は何でも美味しく特別なものにしてくれます。

料理を終えた頃、雨は本降りとなりましたが、私たちは、宙に浮くテントサイルの下で、雨に打たれることなく、食事を楽しむことができました。これはテントサイルの一つのメリットといえます

 

この晩は半夜、激しい雷雨が続きましたが、3本の木にしっかり固定されたテントサイルでの寝心地は、まるでゆりかごの中で寝ているかのような、心地良さでした。

テントサイルでの一夜は、悪天候の中でも快適に過ごせた、素晴らし体験でしたが、このテント自体は(乗馬トレッキング等担ぐことの多い私たちにとっては)非常に重く、また、支柱となる木々に張り付ける面倒さを考えると、私たちのアウトドアライフには、今後もこれまで通り、通常のテントが用いられることでしょう。

いつ: 2017年7月22〜23日〜1泊

どこ: 我が家の近所の森(スイス、アールガウ州)

参照:テントサイルジャパン(http://tentsile-japan.com