薪 がなぜ身体を「三回」も温めてくれるのでしょう?

スイス人の アウトドア ブログ 薪 がなぜ身体を「三回」も温めてくれるのでしょう?1

スイスの多くの山小屋では、薪ストーブが部屋を暖める役目を果たしてくれます。私たちが使わせてもらっている山小屋も同様です。薪作りは全ての作業を自分たちで行うのですが、この一連の作業はある種のアウトドアアクティビティであると言えます。

 

薪作りは冬を迎える前、春から秋にかけて行われます。先ずは、落ちている木の枝を集めることから始まりますが、落ち枝が十分でない場合は、小さな木を切り落とすこともあります。この木を切る作業は、山の景観を保つためにも必要なことなのです。拾い集めた枝や切り落とした木々をまとめ山小屋まで運ぶのは一苦労で、この時点で、私たちの身体は十分に温められています(一回目!)


 

運んできた木々は、山小屋の外で1〜2年ほど寝かせます。これにより木枝は乾燥して軽くなります。木枝を、ノコギリを使って10センチほどの薪にします。このノコギリによる手作業も、あっという間に身体を温めてくれます(二回目!)。 ストーブの大きさに切り揃えた薪は、山小屋の壁に沿って積み重ね再び寝かせます。こうして十分に乾燥させた薪は、温かく柔らかな熱を作り、寒い冬の間、山小屋に居る私たちを優しく温めてくれます(三回目!)

 

スイス人の アウトドア ブログ 薪 がなぜ身体を「三回」も温めてくれるのでしょう?2

自宅では、電気や暖房装備、いつでも出るお湯など不自由のない生活が当然のことになっていますが、自分たちの手で薪作りを行い、その先に得られる薪ストーブの温かみは純粋な喜びをもたらしてくれます。いい汗をかきながらの薪作りは、私たちにとって特別なアウトドアアクティビティだと言えます

 

 

 

(写真下)

上段右から:

薪ストーブ頭上からのイメージ。薪ストーブ正面からのイメージ。

山小屋の壁に積み重ねられた薪。ノコギリ作業中の私!

 

 

いつ: 2017年4月13日〜17日

どこ:スイス・ヴァリス州のロイケルバード

関連記事お湯が出ないスイスの山小屋