今シーズン最初の山スキー:非圧雪&新雪で最高の滑走!

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今シーズンは、珍しく、山スキーをしたいという気落ちをいつもより早い段階から抱いており、クリスマス前に、友人と共に、週末の泊りがけ山スキーツアーに参加することにしました。(補足:スイスでは「山スキー」のことを「Skitouren(スキーツアー)」と言います。)当初、ツアーは、ベルン州の山が開催地で、その山にある山小屋での宿泊が計画されていました。しかしこの計画は、他のアウトドアアクティビティでも起こりうる「悪天候」の理由で、開催場所の変更が余儀なくされました。変更となった会場は、スイス南端部のシンプロン峠で、ツアー参加者は10時に現地で落ち合うことになりました。スイスの魅力的な点の一つに、交通公共機関を利用して、スイス国内を3~4時間以内で移動できるという手軽さがあると思います。


 

今回の山スキーツアーは、参加者8名と山スキーガイド1名による総勢9名のグループでした。ツアー初日の土曜日の天気は、見事な晴天に恵まれ、山を登り進めるごとに、まるでメルヘンの世界に足を踏み入れているかのような感覚でした。真っ白な雪に覆われた銀世界は、いつ見ても感動を覚えます。山スキーでの登山時は、一歩一歩ゆっくりと進むので、周りの景色を楽しむ余裕が持てるのです。唯一困難なことと言ったら、風でしょうか。標高が高まる程、吹く風は強まりますから、最も景色の良い山頂でのピクニックは、断念しなければなりませんでした。山スキーの醍醐味は、何と言っても下山です。山頂から圧雪されていない自然の傾斜を滑り降りるのは最高の気分です。下山での滑走は、宿泊先の山小屋に向けて、もう一踏ん張り登山する前のご褒美のようでした。宿泊先の山小屋は、冬の間はスノーシューかスキーでしか訪れることのできない場所にあります。私たちが山小屋に到着した頃、月は既に姿を見せていて、月明かりに照らされた雪景色はとても幻想的でした。

 

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天気予報によると、翌日日曜の天気はイマイチでした。天気予報通り、一晩中雪が降り続いたようで、翌朝は新雪が積もっていました。実は、山スキーヤーにとって、この新雪は絶好のスキー環境なのです。山頂付近の見通しが悪かったため、ツアー一行は、山の中腹部から下部にとどまりスキーを楽しむことにしました。ここも新雪で覆われていて、積もったばかりの新雪の滑走は、スキー板が深く沈み込むのですが、誰も滑っていない真っ白でサラサラの雪の海原を思いのまま滑れる快感は、病みつきになります。新雪でのスキーを大いに楽しんだこの週末は、ウィンタースポーツシーズンへの良い幕開けとなりました。

 

いつ: 2018年12月15〜16日

どこ: スイス南部バレー州のシンプロン峠