ジュラ山脈で悪天候の中長距離ハイキング(パート2)

スイス人の アウトドア ブログジュラ山脈で、悪天候の中長距離ハイキング(パート2)11

前回の記事で紹介しました、五月初旬のジュラ山脈での長距離ハイキングについて、もう少し紹介したいと思います。

 

ジュラ山脈は、スイスの山の中でも長距離ハイキングコースが充実した群山で、スイス西部のレマン湖岸に位置するニヨンからスイス中央部のチューリッヒ近くまで続いており、山脈の標高差トータルは、13,000メートル程です。私たちは、このジュラ山脈の全ハイキングコースを数年かかっても制覇することを目指しており、3~4日間かけて歩くこともあれば、自宅から近いコースであれば、日帰りでハイキングに出かけることもあります。今回の4日間のハイキングでは、暖かな小春日和とは程遠い、予想を上回る残雪が待ち受けていたのでした。


ハイキング2日目の晩は、標高1500メートルの峠に建つホテルに泊まりました。翌朝、ホテル周辺は濃霧に覆われており、真冬のような冷え込みでした。温いベッドからなかなか抜け出せませんでしたが、一歩外に出ると、たちまち自然の中を歩けるワクワク感に舞い上がるのでした。ホテルを出発して2時間ほど歩いた所に山小屋が見えてきました。ちょうど雨が降ってきたこともあり、コーヒー休憩を取ることにしたのですが、山小屋はあいにく閉まっていました。休憩を諦めて再び歩き始めた所に、山小屋のオーナーが雪道から姿を見せました。山小屋に入ると、薪ストーブに火を灯すのを手伝い、ストーブで温められたコーヒーにありつけることができました。しばしのコーヒーブレイクを楽しんだ後外に出ると、雨は上がっており、グッドタイミングのハイキング再開でした。

 

スイス人の アウトドア ブログジュラ山脈で、悪天候の中長距離ハイキング(パート2)2

4日間のハイキング最終日は、驚くような天候でした。朝目が覚めると、辺りは一面雪に覆われており、この地では、この10数年間5月に雪が降ることはなかったとのでした。春のハイキングが、まるで冬の中で行ったかのようでした。あまりの雪の多さに、私たちは計画を変更して、ル・ポント(Le Pont)という村からバロルブ(Vallorbe)という村まで比較的雪の少ない谷の中をハイキングすることにしました。バロルブでは洞窟にも訪れ、とても美しい鍾乳洞に感動しました。想像以上の雪に見舞われた5月のハイキングでしたが、予期せぬ体験が得られた面白い4日間でした。


いつ: 2019年5月2日〜5日

どこ:  スイス西部、コル・デュ・マルシェル(Col du Marchairuz)からバロルブ(Vallorbe)

関連記事:ジュラ山脈で、悪天候の中の長距離ハイキング(パート1)

参照:https://www.schweizmobil.ch/en/hiking-in-switzerland/route-05.html