標高3021メートルのシュパールホルン山頂を目指す真夏のハイキング

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この夏のスイスは、異常なほどに30度を超える猛暑日続きでした。標高の高い山頂でも著しい気温の上昇が見られましたので、この機に、高い山での登山を行うことにしました。早朝、まずは自宅から車でヴァリス州のブラッテン(Blatten)を目指し、そこからケーブルカーで標高2100メートルのベルアルプ(Belalp)まで登りました。ベルアルプから目指したのは、標高3021メートルのシュパールホルン(Sparrhorn)山頂です。シュパールホルンからは氷河を眺めることができるのですが、山頂までの道のりはさほど険しいものでなく、山ガイド無しでも登山可能です。


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山で過ごすテントでの一夜

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7月上旬の週末、天気予報により土日ともに晴天で、絶好のハイキング日和であることがわかっていたので、終日山で過ごす計画をしていました。そんな中、職場の同僚からお勧めのハイキングコースを教えてもらいました。地図で調べると、比較的平らなエリアの多い山で、テントを張るのにうってつけの環境であることがわかりました。山中でテントを張って一晩を過ごすには、いくつかの条件が必要です。先ずは、テントを張るのに十分な平らなスペースがあること、次に、その近くに小川などの水が流れていること、そして、天気… 夜中に雷雨に襲われる心配がないことです。この3つの条件が揃うことは、実はそう度々あることではありません。この週末、雷雨の確率が低いことを確信した私たちは、迷わずテントを持参して山で一晩を過ごすことにしました。


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ゴルゼルン湖周辺でゆるいハイキング

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6月のある土曜日、友人と共にのんびりとした一日を過ごそうと、友人のお気に入り場所である、ウリ州はゴルゼルン湖 (Golzernsee) へと出かけました。実は、この友人との日帰りゴルゼルン湖行きは、毎年一度の恒例行事となっています。友人は、長距離ハイキングを好まないので、この日は、ハイキングが目的というよりも、友人とリラックスした時間を共有すべく、ゴレゼルン湖近くのレストランで、食事をしながら十分におしゃべりを楽しみ、その後、ゴルゼルン湖の周辺をゆっくりと散策するといった過ごし方でした。


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春の訪れを楽しむ春山ハイキング

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長い冬もようやく終わりを告げ、陽の光は日に日に長くなり、木々や草花が芽吹くシーズン、春山ハイキングは春の訪れを最も楽しめるアウトドアアクティビティです。山の上部にはまだ雪がたっぷりと残り冬の様相ですが、標高1500メートル程度の低地であれば、雪解けは進んでおり、春の日差しはぽかぽかと暖かく、早春の花々が揃って咲き始めています。私たちはこの時期に、四日間をヴァリス州の山中で過ごしてきました。この間、温泉保養地で有名なロイケルバードからほど近いアルビネン (Albinen) という村から往復4時間の春山ハイキングを実施しました。日当たりの良いアルビネンは、春のハイキングにオススメのスポットです。


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Via Alpina (パート2): 写真のリュックサック⼀つで2週間を過ごせますか?

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8⽉に実施した私たちの2週間の⾧距離ハイキングでは、2週間分の全ての荷物を詰め込んだリュックッサック(写真左)がハイキング中の相棒でした。このリュックサックを担いで終⽇歩くわけですから、持ち物は必要最低限に⽌める必要がありますが、2週間ものハイキングとなると、悪天候や万⼀の怪我などに緊急に対応できる物も備えておく必要もあります。荷造り開始時はいつも「このリュックサックに全て収まりきれるのか…..」と疑問を抱くのですが、いざ持ち物を厳選しながら詰め込んでいくと、ぴったりと収まってくれるのです。記事下の最後の写真は、今回私が実際2週間の⾧距離ハイキングに持参した中⾝の全てです。この記事では、2017年9⽉16⽇に投稿したパート1(シュクオルからティラーノまでの道のり)に続くパート2として、イタリア・ティラーノから終点のスイス・マローヤまでの体験を紹介いたします。


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ヨーロッパアルプスを横断する越境長距離ハイキング:Via Alpina (パート1) スイスのシュクオルからイタリアのティラーノまでの道のり

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ヨーロッパには「Via Alpina」といって、イタリア・スロベニア・ドイツ・オーストリア・スイス・リヒテンシュタイン・フランス・モナコの8つの国にまたがるアルプスに5つの長距離ハイキングコースを巡らせた越境ハイキングコースがあります。Via Alpina の5つの長距離ハイキングコースの総距離は5000kmを超え、全コースを一気に制覇するには5ヶ月かかると見なされています。私たちはこの8月、2週間の有給休暇をとり、Via Alpinaの長距離ハイキングを体験しました。コースの始点と終点をスイス国内に定め、自宅と始点・終点のそれぞれの地点間を電車移動できるよう計画しました。ハイキングの始点は、スイスのグラウビュンデン州下エンガディン地方にあるシュクオル (Scuol)という村で、終点は同州でも上エンガディン地方にあるマローヤ (Maloja)という村でした。私たちのハイキングは、始点から終点を直接目指したものでなく、グルッとイタリアの国境を股がって歩き、2週間中のハイキング総距離は200kmで、コースのほとんどは、標高400メートルから3000メートルの標高差で、越えた標高差の総計は1万メートルを超えました。2週間分の荷物を収めたリュックサックを担ぎ、私たちは毎日歩き通しました。Via Alpinaのハイキング体験談は、スイスのシュクオルからイタリアのティラーノまでをパート1、ティラーノから終点のマローヤまでをパート2として紹介したいと思います。

 


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「見えない道」を目指す登山

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左の写真に写る岩山を見て「どうやってこの頂上を目指すのだろう?」と思われた方がいるかもしれません。実際に、この岩山に脚を踏み入れるまで、登山道が全く見当たりませんでした。この岩山は、スイスはヴァリス州のロイケルバードとカンデルシュテークの間にある標高2314メートルの「ゲンミ峠 (Gemmi-Pass)」です。遠目から見えなかった登山道は、岩壁沿いに手すりの補強と共に安全的に施されており、登山者だけでなく、牛や羊も通れるようになっています。この岩盤沿いの道は、すでに700年前に敷かれており、通商の道とし数百年も前から多くの旅人が行き交った歴史的なアルプスの峠なのです。


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ヴァリス州でのハイキング:トルレントホルン

スイス人の アウトドア ブログスイスのヒュッテを楽しむ一泊二日のハイキング1

8月1日はスイスの建国記念日です。スイスでは、日曜・祝日はドイツ語で「Ruhetag」といって安息日となっており、国内中ほとんどの企業やお店が休みとなります。今年の建国記念日は火曜日でしたから、多くの国民が前日の月曜に有給等をつかい休みを取り、土日・月・火と4日間の連休にしていました。スイスでは、このように週末や祝日に挟まれた勤労日を休みにすることを「橋をかける」と言われています。私たち夫婦も当然のごとく、週末から火曜に“橋をかけ”4日間の連休を設け、大好き なアウトドアアクティビティを満喫すべく、ヴァリス州の叔母の所有する山小屋へと出掛けました。この山小屋は普段誰も住んでいませんから、週末や今回のような連休を「山で過ごしたい!」と急に思い立った際、気軽に利用できる、私たちの格好のアウトドア・デスティネーションとなっています。連休中は晴天の予報でしたから、私たちは、トルレントホルン (Torrenthorn) でのハイキングを計画しました。


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スイスのヒュッテを楽しむ一泊二日のハイキング

スイス人の アウトドア ブログスイスのヒュッテを楽しむ一泊二日のハイキング1

この7月に、私たちは友人夫婦と共に、泊りがけのハイキングに出かける計画をしました。宿泊先はヒュッテ(ドイツ語で山小屋の意味)です。スイスの山には、SAC(Swiss Alpine Clubスイス山岳協会)が運営する山小屋だけでも 152軒が点在し、7〜8月の登山・ハイキングシーズンは、スイス国内外の登山ファンで賑わいます。また、この時期はちょうど学校が夏休みに入っているため、人気のヒュッテは予約を取るのが難しくなります。私たちのハイキングは、7月中旬の週末に予定しましたから、日程が決定した時点で、何よりも真っ先にヒュッテに予約を入れました。ハイキングコースの計画はその後です。ヒュッテの位置する標高や、ヒュッテまでのコースのコンディションを調べ、私たちの体調具合などと併せて計画しました。


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長距離ハイキングコース Westweg での体験

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Westweg は、ドイツのシュヴァルツヴェルド北部のプフォルツハイムという街からスイスのバーゼルまで伸びる、全長285キロに及ぶドイツ最長の長距離ハイキングコースです。この Westweg についてはブログの中で一度紹介しましたが、今回は私の Westweg 体験記を紹介したいと思います。

 

私たちは、Westweg 長距離ハイキングコース完歩を2回に分けて実施しました。1度目は数年前、1週間かけてスイスのバーゼルからシュヴァルツヴァルド(南北約160キロに広がる森)のちょうど中間に位置するハウザッハまでのハイキングでした。この距離は、Westwegのちょうど半分にあたります。そして2度目(正確には、残り半分の実施!)は今年の春、やはり1週間を要し、今度はドイツのプフォルツハイム側から中間地点のハウザッハを目指して歩きました


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ドイツのシュヴァルツヴァルドからスイスに続く長距離ハイキングコース Westweg

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「長距離ハイキング」というのをご存知ですか?

長距離ハイキングコースは、別名ロングトレイルともいい、登山道やハイキング道、林道などをつなぎ合わせた距離の長い自然遊歩道です。長距離ハイキングは、様々な国や地域の自然遊歩道を、歩きながらその地の自然や文化を楽しめる、とても素晴らしいアウトドアアクティビティなのです。


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ハルウィル城までの「近場ハイキング」!

私も主人も野外で過ごすことが大好きです。常に本格的なアウトドアアクティビティを楽しむ時間があるというわけではありませんので、気が向けば、特に大した支度をすることなく、パッと楽しめる「近場ハイキング」は野外活動好きの私たちの日常には欠かせません。私たちの住むアーラガウ州は、スイスの北西に位置しており、大きな山はありませんが、多くの森と小高い丘がありますので、我が家を出てしばらくすると、容易にちょっとしたハイキング感覚を味わえる自然道にたどり着くことができるのです。


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