6月、スイスではコロナ禍のピークを抜け、政府による段階的な自粛規制解除が進められており、 緊迫状況も大分和らぎを見せていました。コロナ禍のピーク中でも、我が家の近場で手軽にでき るアウトドアアクティビティを諦めることはなかったのですが、自粛モードからの解放を受け、 週末を利用して、久しぶりに遠出することにしました。今回のアクティビティは、我が家から、日 本人の観光客にも人気の高い美しい湖の街、ルツェルン(Luzern)までのサイクリングです。国際 的にも有名なルツェルンですが、実は、私たち夫婦はこの街をまともに訪れたことはなかったの です。この機会に、ルツェルンの魅力をじっくりと探るべく、私たちはルツェルンへの泊りがけの サイクリング観光ツアーを計画しました。
今年のイースターホリデーは、コロナウィルスによる外出規制等で国内全域で自粛モードが漂っていましたが、外は絶好のアウトドア日和。私たちは再び、自宅からサイクリングツアーに出かけることにしました。日曜日だったこの日、自宅の近くを散策するように自転車を走らせると、ラッキーなことに、あちこちで満開の桜が待ち受けてくれてました。従来は、週末になると遠出して、いかにもなアウトドアアクティビティを計画的に行なっていましたが、コロナによる外出制限は、私たちに、自宅からほど近い近場でも十分に何かしらのアウトドアアクティビティを楽しめることを気づかせてくれました。当たり前の日常生活が一変したことで、他にも、新たな気づき(=視点)が持てたように思います。
この秋、私たちは9年ぶりに日本を訪れました。再来日を果たすまでの9年間、日本大好きの私には実に長い月日に思えました。アウトドアアクティビティが趣味であり、また、観光にはゆっくりと時間をかけたい私たちは、 4週間の有給休暇を確保して、日本に自転車を持ち込むことにしました。自転車は、解体して大きな段ボールに梱包すれば、飛行機に持ち込めます。10月という季節柄、比較的暖かな天気が期待できる九州を、自転車で縦断することにしました。旅の計画は、大好きな和食や、自転車移動での疲れを癒してくれるであろう温泉に思いを馳せながら、ワクワクしたものでした。九州の旅についての記事は、いくつかに分けて紹介したいと思います。このパート1では、福岡から熊本の阿蘇山を通って、高千穂までのルートです。
今回は、2016年の夏にスロバキアとハンガリーを二週間かけて自転車で旅した記事の第二弾、ハンガリー編です。パート1のスロバキア編をまだ読まれてない方はぜひ併せて読んでみてください!
スロバキアに住む叔父宅で3日間過ごした後、私たちはハンガリーの国境に向けて自転車の旅を再開しました。叔父宅からハンガリーの国境にたどり着くまで、丸二日間を要しました。ハンガリーもスロバキアも共にユーロ加盟国ですので、その影響もあるのか、国境を越える際、何の手続きも必要なくハンガリーに入国することができました。両国の国境には、今は空っぽ状態の古い建物がポツンと建っているのみで、パスポートのコントロール官さえも見当たりませんでした。
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